編集:日本キリスト教文化協会 発売日:2019/09/11 ページ数:184頁 判型:A5判 並製 ISBN:978-4-7642-9987-0 出版社:教文館 近代日本の成果と蹉跌を振り返り、キリスト教がそこで果たした役割を再考し、次なる時代の課題を考える。5 名の気鋭の論者が、家族制度や教育など多様な視点から課題に迫る。私たちはこの歴史から何を継承すべきか。多くの示唆に満ちた書。 目次 第1 章 ピューリタニズムと日本の共同体 梅津順一 はじめに ピューリタニズムの衝撃 ピューリタニズムの受容 徳富蘇峰の「平民道徳」 内村鑑三の「実行的キリスト教」 徳富蘇峰の転向 おわりに 第2 章 日本の家族を支える法制度の変遷とキリスト教 棚村政行 はじめに 近代的な民法典の編纂 明治三一年民法の特色と構造 夫婦の氏(姓) 婚外子の相続分差別 明治・大正・昭和の家族の実態と家族問題 夫婦同氏・婚外子・再婚禁止期間をめぐる最高裁判決や法改正の動向 おわりに 第3 章 社会改革的キリスト教の挑戦-賀川豊彦の場合 金井新二 世界的趨勢としての社会改革的キリスト教 賀川豊彦の世界的評価 幼少期の原体験 死線をさまよう 新川スラムにて スラムの子どもたちとともに アメリカ留学へ 労働運動から協同組合運動へ 『死線を越えて』 賀川豊彦の信仰思想 賀川豊彦の社会実践 最後に、賀川豊彦的キリスト教とは 第4 章 近代日本におけるキリスト教学校教育 大西晴樹 はじめに 宣教師の私塾時代 戦前のキリスト教学校 戦中のキリスト教学校 戦後のキリスト教学校 「キリスト教教育」論争史 未来への模索 第5 章 近代日本におけるキリスト教と女性 小檜山ルイ はじめに 宣教師が伝えた「ホーム」という概念 今日の講演の流れ 北米から来たキリスト教 第二次大覚醒の影響 リヴァイヴァルの力学 サーキット・ライダーの説教に見られる平等への要求 公徳心の涵養 純潔規範の獲得 道徳の守護者の司るホーム 一九世紀アメリカの福音主義 マウントホリヨーク・システムの特徴 女性宣教師による女子教育 「愛ある結婚」の効用 色の文化 津田梅子の批判 男女交際の機会 遊女と地女の統合 最初期のキリスト教徒同士の結婚 内村鑑三の批判 「日本の花嫁」事件 「新しい女」の先駆け カトリックについての付言 編者あとがき 近代日本にとってのキリスト教の意義明治一五〇年を再考する 型番 9784764299870 ポイント 164pt 販売価格 1,650円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿